治療を受けた感想や効果を説明するよ!
イソトレチノインは、主に重症のニキビ治療に用いられる内服薬です。
イソトレチノインを検討している方は、どれくらいで効果を感じたのか、気になる副作用はあるのか気になる方もいると思います。
実際に、治療を受けた私もその一人でした。
そこで、この記事ではイソトレチノインを検討している方で、治療効果や副作用について経過を知りたい方のために、私の治療経過をブログ形式でまとめています。
治療には個人差がありますが、1人の体験談として参考にしてください。
はじめに(私のニキビとの戦いの歴史)
※本編を読みたい方は、飛ばしてください。本編はこちら
私のニキビとの戦いの歴史を話します。ニキビ治療で何か悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
私は、学生の頃からニキビができる体質で、大人になってからもずっとニキビに悩まされ続けていました。
重症のニキビではありませんでしたが、単発で大きく炎症の強いニキビがよくできていたので、ニキビ跡も多数できました。
1〜2年前に、皮膚科での本格的な治療しようと思い通院を始めます。
最初は、とある皮膚科で漢方を処方されていました。しかし、数ヶ月以上治療を行いましたが、治療効果を感じられないために終了しました。
そのころは、私自身、ニキビ治療についての情報収集ができていなかったため、無作為に治療を受けていました。
そして、治らないニキビをどうにかしようと、別の皮膚科に通います。そこで、受けた治療は抗菌薬による治療です。
抗菌薬治療とはルリッド・ビブラマイシン・ミノマイシンなどの内服薬で、保険診療での治療です。
私はビブラマイシンを処方してもらい、治療を始めました。
すると、半年くらいまでは、ほとんどニキビができなくなって治療効果を感じていました。
しかし、薬を一旦辞めてしまうと再びニキビが出現し、治療から半年ほど経過すると薬を内服していてもニキビができてしまうようになります。
保険診療での治療は、ネットを調べても抗菌薬以外はあまりなさそうだったので、どうしたらいいのか悩んでいました。
そんなときに、イソトレチノインの存在をネットで見つけます。
当時通っていた医師からも、保険診療でのニキビ治療が効果ない場合は、イソトレチノインなどの自費診療の検討をしてみてもいいと言われたので、治療を始めることになりました。
そして、今現在ではイソトレチノインを服用して良かったと感じるほど、効果を感じています。
この記事では、私の実体験をもとに治療経過を報告しますので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
※決して、治療を勧めていることではありませんのでご注意ください。保険適用外の治療であるリスクや、副作用があります。治療を検討される方は医師の診察を受けることをおすすめします。
また、治療には個人差もあるかと思います。あくまで1個人の体験談として参照ください。
イソトレチノインとは?
イソトレチノインは、重症のニキビに対して効果を期待できる内服薬治療です。
ニキビ治療薬(商品名:アクネトレント)はイソトレチノインというビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用に優れているため、重症のニキビに対して効果があります。
※イソトレチノインの商品名はアキュテイン、ロアキュタンなど複数あり、いずれも同じイソトレチノインを主成分とする薬です。
海外では、重症のニキビ治療に有効な薬剤として認知されていますが、日本では厚生労働省の承認が取れていないため、保険が適応されません。
引用:わか子皮ふ科クリニック https://wakako-clinic.jp/
イソトレチノインの特性は、内服終了後もニキビができにくい状態が続く傾向にあることです。
内服後もイソトレチノイン(アキュテイン)の効果は長期間持続することが多いです。内服終了から1年以上経ってもほとんどニキビができない肌質になることもあります。一方で、内服終了から数ヶ月で再度ニキビが出現してくることもあり、治療の持続期間には個人差があります。いずれにせよイソトレチノイン治療前の状態まで戻ることは稀です。
引用:池袋駅前のだ皮膚科 https://tokyoderm.com/
保険適用外のため自費診療
イソトレチノインは、厚生労働省未承認の薬のため保険適用外です。そのため、自費で購入することになります。
値段はクリニックによって違います。
値段は安い?
イソトレチノインは、安い値段とは言えません。
なぜなら、クリニックや皮膚科によって値段が違いますが、1箱30カプセル入りで、16,000〜20,000円程度が相場と言えそうだからです。
イソトレチノインの禁忌事項(注意点)
イソトレチノイン内服中は、胎児奇形のリスクがあるため男女問わず妊活禁止です。注意しましょう。
イソトレチノインを服用中に気をつけるべきことは何ですか?
A. 必ず医師の指示に従って服用してください。
引用:厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1b.html
服用期間中とその前後1ヶ月間に性行為をする場合は、必ず避妊を行ってください。
服用期間中とその後1ヶ月間は妊娠、授乳、献血をしないでください。
※妊娠女性への輸血により、胎児にイソトレチノインの影響が生じるおそれがあります。
イソトレチノインを、他の人と共用しないでください。
私も医師に確認したところ、内服終了後から最低1ヶ月は妊活を避ける必要があると言われました。
クリニックや医師によっては、半年程度あけることを推奨されている場合もあります。
イソトレチノインの効果を報告
実際にイソトレチノインで内服治療を受けた効果を報告します。
結論は、治療効果を感じることができています。
イソトレチノイン20mgを皮膚科で継続して処方してもらい、今現在で5ヶ月目を迎える時期に入っています。
今現在で、ニキビはほとんどできなくなりました。まれに小さいニキビのような吹き出物はできますが、気にならない程度のニキビです。
また、皮脂の分泌を減らすと言われている治療のおかげか、テカリがまったくありません。
今までベトベトしたテカリのあるオイリー肌が改善され、夜になっても常にサラサラ状態です。
肌のテカリがなくなることで、こんなに1日を快適に過ごせるのかと実感しました。
ニキビができなくなることだけを考えていたので、肌質の変化というのは、いい意味で想定外でした。
しかし、服用当初は治療効果を感じない時期もあり、治療中におけるデメリットやリスクもあるので、次に紹介します。
デメリット
個人的に感じているデメリットは以下です。
- 唇が乾燥する
- 治療中は妊活ができない
- 毎月の治療費がやや負担
唇の乾燥は副作用として記されていますが、本当に乾燥します。
毎日リップクリームを塗っており、必須のアイテムになっています。
そのため、ワセリンやリップクリームなどで保湿をする必要があるでしょう。
また、治療中は胎児奇形のリスクがあるため、男女問わず妊活はできません。
イソトレチノインは効果ない?
イソトレチノインは効果ないと感じてしまったのは、服用してもすぐに治らなかったからです。
私の場合は、服用して2ヶ月目までは、大きいニキビができていました。
当初は治療しても治らないのか?と不安に思いましたが、診察を受けている医師によると効果が出るまでに早くて2〜3ヶ月と言っていたので、まだ効果が出ていないようでした。
そして、治療後2ヶ月あたりから徐々にニキビができにくくなりました。
ニキビは治ったのか?
イソトレチノインを服用して5ヶ月目に突入しようとしていますが、ニキビは治ったと言っていいほど、新しいニキビができません。
ただし、今現在も服用期間中のため、治療が終わってからどうなるのかは不明です。
また、治療の効果には個人差もあるので注意しましょう。
イソトレチノインの副作用を報告
イソトレチノインには副作用があります。
唇や肌の乾燥
引用:池袋駅前のだ皮膚科 https://tokyoderm.com/
肝機能障害
関節痛、筋肉痛、骨の痛み
脱毛
頭痛
うつ病
など
イソトレチノインの好転反応の期間を報告
イソトレチノインには好転反応と呼ばれる期間があり、人によっては服用を始めて一定の期間でニキビが悪化するとの報告もあるようです。
私も、好転反応と考えられる悪化の時期がありました。
服用開始してから約1~2週間は、一時的に症状が悪化する「好転反応」が生じる場合があります。
引用:美容皮膚科フェミークリニック https://femmy-cl.com/treatment/roaccutane/
これは、お肌が生まれ変わろうと細胞が活性化している証拠ですので、焦らず、自然と改善するのを待ちましょう。
好転反応は、約4~6週間後で落ち着きます。
私の場合は、2ヶ月程度まで好転反応と思われる症状があり、かなりニキビの状態はひどかったです。
大きいニキビがフェイスラインを中心に多発しました。これが薬による影響なのかは定かではないですが、服用を始めた頃に悪化したのは事実です。
かなり不安に思いましたが、2ヶ月目から3ヶ月目あたりで無事に落ち着いてきました。
イソトレチノインの服用期間を経過を含めて紹介
最初の1〜2ヶ月は辛抱の日々だった・・・
イソトレチノインの服用期間を時系列で紹介します!
今後は、引き続きの経過や、辞めた後の経過も報告していきたいと思います!
服用期間1ヶ月目の経過
内服5日目:唇乾燥を感じるようになる。ニキビ状態変化なし。
内服1週間:肌の乾燥を少し感じるようになる
内服11日目:目や口周りの乾燥を少し感じる
内服15日目:テカリの軽減を感じるようになり、肌艶もよくなった感覚。
内服20日目:首にしこりのあるニキビが多発するようになる(以前からニキビはできている部位だが、悪化傾向になる)。
内服:25日目:ニキビの膿を皮膚科で排出してもらう。
服用期間2ヶ月目の経過
内服30日:フェイスラインのニキビは改善傾向にあるが、まだ新しく大きいニキビができる
内服40日:ニキビは依然できるが、以前より少なくなる。
内服45日:新しいニキビができにくくなったと感じるが、何個かできている状態。
服用期間3ヶ月目以降の経過
内服60日:ニキビは、たまにできる状態が続く。
内服90日:ほとんど新しいニキビができない。まれにできるが気にならない程度。
内服106日現在〜:大きい炎症の強いニキビもできなくなり、小さいニキビもほとんどできない。
イソトレチノインの服用期間は?
イソトレチノインの服用期間は、最低4ヶ月は継続することが推奨されています。
私は、最低4ヶ月が推奨と説明を受けました。また、しっかり治療したい場合は、4ヶ月以上の服用も可能とのことです。
イソトレチノインのよくある質問
イソトレチノインでよくある質問を、次に紹介します。
イソトレチノインの個人輸入は怖い?
薬の個人輸入はリスクが高いため危険です。
医師による診察のもと、処方してもらうことをおすすめします。
厚労省においても、医師の処方や指示がない限り、アキュテイン(イソトレチノイン)個人輸入を禁止しています。
米国等で難治性ニキビの治療に使用されている「アキュテイン」(一般名:イソトレチノイン)については、妊娠中の女性が服用した場合に、胎児への催奇形性のおそれがあるため、米国食品医薬品局(FDA)では、インターネットや個人輸入により入手することのないよう、注意喚起を行っています。
引用:厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1b.html
イソトレチノインは怖い?
イソトレチノインには、副作用や禁忌事項があるために怖い印象を持つかと思います。
そのため、副作用や禁忌事項を正しく理解して治療を受ける必要があると思います。
イソトレチノインは皮膚科で購入しました
私は皮膚科でイソトレチノインを購入しています。
イソトレチノインは、医師の処方のもと治療を受けましょう。
皮膚科や美容皮膚科で取り扱っているため、安心して相談できるクリニックを選びましょう。
個人的には治療を続けるには、通院する手間がかかると感じています。
近くのクリニックやオンラインで処方しているクリニックは便利だと思います。
つまり、継続しやすい環境で治療を続けることが良いと言えるでしょう。
イソトレチノインの市販は怖い?
イソトレチノインは市販では販売されておらず、ネットでは販売されていますが、怖いので辞めておきましょう。
私も当初、ネットで販売されているイソトレチノインが気になりました。
しかし、安く購入できるサイトは個人輸入代行によって販売しており、危険です。
イソトレチノイン経過ブログ!内服後の効果や副作用とニキビの好転反応について経過を含めて紹介!まとめ
イソトレチノインは保険診療で効果を得られなかったニキビに対して、改善が期待できるニキビ治療です。
ニキビは人生を苦悩へと陥れる、メンタルヘルスにも関わる病気だと思っています。
また、ニキビ跡になると改善のための治療が難しくなります。費用もかかります。
ニキビに悩んでいる方は、まずは保険診療から治療を始めて、早めに悪化しないようにすることが大切です。